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三協株式会社 代表取締役 三田春彦さん ~その2~

三田晴彦さん会社所在地:東京都目黒区鷹番 2-19-8
◆プロフィール◆
1963年 東京都目黒区生まれ
1988年 国学院大学経済学部 経営学科卒
1991年 キヤノンコピア販売㈱ 退社
1991年 三協株式会社 入社
1992年 東京美装興業株式会社 出向
1999年 三協株式会社 代表取締役に就任
現在に至る
●趣 味
スポーツ(マラソン・サッカー・スキー)
旅 行(4~5 年海外旅行に行っていないのが寂しい…。)
目 標:ウルトラマラソン完走
●将来の夢
のんびりと田舎暮らしをしながら、スポーツを続け、シニアの大会で海外を廻りながら世界記録を出すこと。

目標は三ツ星レストラン。社員ひとりひとりに心ある接客を身につけさせたいですね


三田:
先日ね、ある三ツ星レストランに行ったんですよ。何がすごいかって接客のひとつひとつがね、もうすごい。出迎えも店の前で店主と三人で待っていてくれるところから始まって、席についてからも担当者がいつもニコニコニコニコしていてね、何かしてほしいそぶりを見せるとすぐに察知してそばに来てくれる。振る舞いも自然で感じよくてね。
印象的だったのが楊枝入れの楊枝。
取り出しやすいように人数分だけちょっと出てるんです。
使うときに簡単に抜けるんですよ。
こういう細かい心遣いというのがね、人の心を打つんですよね。
ウチとは業種は違いますが、こういうところを目標にしたいんですよね。


KAO:
心遣いが憎いですね。


三田:
今までもずいぶん変えてきたつもりで、まあまあの線には届いたかなとは思うんです。でもそうい
う心からの気遣いができるようになったら、もっとよくなる。
ただ、うちの社員はシニアが多いですからね、一度にというのは無理だし酷だと思っています。だ
から地道にひとつひとつ丁寧にやっていくことが肝要だと思っているんですよ。数字的にいきなり
高いものを出しても誰もついて来てくれないでしょう。利益ももちろん目標として大事ですが、な
んていうか、もっと大事にしたいのは、お客さまから三協さんはほんとにいい会社になったねとい
われるようになることなんですよ。


KAO:
これまで大事にしてやってこられたことは?


三田:
それは、問いかけることしかないと思っています。これからもやっていこうと思っていることですね。
今、常務と二人で月に二日間全現場を回るということをやろうとしています。
その現場でこうなりたいんだよという私たちの言葉を直接伝えていくということをやってみようと思っています。
一人現場というのも結構ありますから、すべてに目が届くというのはなかなかできないのですがね。


KAO:
三田さんはスポーツの監督に例えたらサッカーと野球とどちらタイプでしょう?サッカーは選手一人ひとりに考えさせ、野球は全体を監督が把握して指示を出すといわれますが。


三田:
僕は小学生の頃からずっとサッカーをしてきたんですね。
もともとサッカータイプといいたいところですが、社員層を考えると野球型でしょうね。
幹部クラスではサッカータイプでもよくなってきましたが、まだまだですね。
あと1,2ランク下までそういう考え方が浸透してくれば、社員も会社も大分変わるでしょうね。
そのときに三協さんは本当にいい会社になったねと言ってもらえたら目標が達成される感じです。
現場の従業員のマナーも含めて、三協さんは教育がしっかりして本当に任せられるといってほしいですね。
今でも、三協さんに頼んでよかったといってくださる方はいるんですよ。
それからたまにいわれますが、「いつもありがとうございます」といってくださるんです。
それは嬉しいですね。


KAO:
ただのありがとうではなく「いつも」というのが嬉しいですね。常にそういわれるのが及第点な感じですか。


KAO:
:まあ、それができたとしても次に新たな目標が出てくるでしょうね。現状満足していたら成長はないですからね。


KAO:
三田さん、熱いですね。情熱を持って進められているのを感じます。
実は三田さんの最初の印象がとてもクールな感じがしていたんですよ。


三田:
いや、めちゃくちゃ熱いですよ。友達と話しててもめちゃくちゃ熱く語りますから。
もしかしたらボランティアのほうが熱いかもしれませんよ。
もちろん仕事にも熱いですけれど(笑)
町内会とか、障害者団体の評議委員とか、子ども会とかね、やっているんですよ。
もっともっとよくしたいんですよ。


KAO:
学芸大学の駅に降りてみて思ったのですが、なんとなく懐かしい気持にさせる街ですよね。
親しみやすさとかいこごちのよさとか。
実際中に住んでいる方はどんな感じなのでしょうか。
仕事とボランティアが私の人生の両輪。
人のためになることをしたいと思っています。


三田:
やはりね、外の人が増えてきていますから、むかしみたいな人情味は薄くなってきていますね。ウ
チは昔からの一軒屋ですが、両隣も前も後ろも賃貸になってしまいました。顔を合わせても、もう
わからない人だらけですよ。


KAO:
なるほどね。顔がわからない・・お隣同士、顔がわかるような町内会作りをしたいのですか?


三田:
そう、100%昔どおりは無理だし、そうあるべきだとも思わないのですが、そうなったら犯罪も少なくなるでしょうし、たとえば、地震が起きたときでも顔がわかっていれば助けやすかったりするわけじゃないですか。
そういう町って子どもたちにも人として住みやすい町だと思うんですよ。
だから、何か催しを起こして顔を合わせる機会を増やしてね、みんなが知り合いになれる町づくりがしたいんですよ。
実際に私も子ども時代には子供会の催しとかに参加して大人の人にお世話になったりしてますからね。
この年になってもあの時お世話になった人というのは覚えているものですから。


KAO:
そうやって受け継がれていくものなんですね。


三田:
地元で商売しているわけですからね、ここがなかったらできないわけなんです。それはしっかり考えて恩返ししていかないと。やっていかなければならないことですね。


KAO:
まさしく先ほどの「利他の心」(‘「人間として常に正しい事」とは’というプリントの言葉)です
よね。もともと地元意識というのは強かったのですか?


三田:
もともとあったのかも知れないですが、それを学んだのは青年会議所に入ってからですね。
30 歳で入会しましたが、そこで目黒区のことをいろいろ学んで、目黒区の事業もやったりしました。


KAO:
地元のつながりをお仕事とボランティアという両面でお話いただきましたが、どこかでつながって影響しあっていますね。


三田:
それは私の大事な柱ですよ。経営者は社員の幸福を第一に考えなければならない存在だと思っています。
だから、まずは仕事第一でボランティアは引退近くなってからでいいという考え方もありますが、私の場合はパワーのあるうちに両方やっていきたいという考えを持っています。
仕事だけというのは、息が詰まってしまう気がしますね。
ボランティアという一見仕事とは関係なく見えても、そこから必要な情報、知識が入ってきますね。
政治のことであれ、経済のことであれ。
仕事の範囲だけだと、私の中では偏ってしまうんですよ。
ボランティアも同時並行することで、仕事もパワーアップします。


KAO:
それで、お互いがあるから影響しあってどちらもよくなるんですね・・


三田:
ええ、そういうことですね。


KAO:
最後になりますが、もし、三田さんが人生の最後、世の中に一言残していくとしたらどんな人に何を言って行きたいですか?


三田:
そうだなあ~。全世界、地球を含めて幸せな世界でいてほしいですね、戦争がない。今のままじゃ
地球はなくなると思いますよ。人間の欲があってここまで発展してきたと思いますが、今はその欲
が環境を悪くしているところがいっぱいありますからね。こののままじゃまずいんじゃないでしょ
うか。気がついていてもそれをとめられないのが人間ですからね。


KAO:
今いろんなことが言われてますね。資本主義崩壊とか、次の時代が始まるための準備期間とか。
今の経済の発展も資本主義の賜物ではあると思いますが、変化が必要なんでしょうね。
その上での会社のスタイルも変化していかなければならないのでしょうね。
そういう人や企業が地球を救っていくんでしょうね。


三田:
それに関してはね、しゃべり出したらとまらないんですよ(笑)


KAO:
それでは、それは次回の楽しみに取っておくことにします(笑)。
私はそんな風に考えていらっしゃる経営者の方のイメージをぜひ現実に起こしていただきたいと
思っているんですよ。それで、微力だけどコーチングでお手伝いできるんじゃないかと。
これからも三田さんと三協株式会社さまのご発展を期待しています。
本日はどうもありがとうございました。


インタビュー所感】今回は(株)オーワークス専務取締役折田さんからのご紹介で三協株式会社取締役社長三田春彦さんを訪ねました。商店街が立ち並ぶ学芸大学の町並みは、なんだか懐かしいような気持にさせてくれます。三田さんは生まれも育ちも学芸大学。そして現在も地元でビルメンテナンスの会社を経営されています。そんな三田さんに社長業への思いと地元学芸大学への思いと両方をお聞きすることができました。改めて人と人とのつながりとは暖かいものなのだと、しみじみ三田さんに教えていただきました。なんとなくほのぼのした気持でインタビューできたように思います。このほのぼの感、みなさまに伝わったでしょうか。


川添 香(かわぞえ かおる)

組織開発レポート
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