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恐れは軽く手放して前へ

E社の二回目のシステムコーチング®のレポートです。前2回のコーチングの様子はこちらからどうぞ!
第0回 ~インタビューするだけでチームに何かが起こる~
第1回 チームの答えを引き出す~燃える集団づくりプログラム


今回はビジョンの探求に焦点を当てました。

ビジョンの探求には二つ意味があります。

・一つは現在の姿をビジュアル化すること。
日頃なんとなく分かっていることを比喩を使いながらメンバーで共有していきます。
・二つ目はなりたい姿を描くこと。
メンバー同士で十分に夢を語ってもらいながら、その地点まで行くのに何が必要かまで具体的に明らかにします。


<システムコーチング®を通して浮上してきたこと>


E社には、お互いを尊重する、思いやりを持つ、という空気感が文化の根底にあります。 しかし、なりたい姿に向かうには、お互いの立ち位置に一歩踏み込む必要があるとも考えています。


大事にしたいことと、夢を実現することとが葛藤し始めている、
そんな印象が今回のシステムコーチング®で見て取れました。
E社は、二人の専門家(男性)と一名のスタッフ(女性)で構成されています。


「我々二人はこのビジョンに対してコミットメントを求めることは当たり前だしできると思う。
しかし、Kさんにとってはどうなんだろう・・。Kさんは私が引き込んでいる経緯があるが、そこまで求めることはできないと思っている・・」
最後の最後に出てきたのがこの言葉でした。Kさんもうんうんと聞いています。


実は、「日頃なんとなくわかっていること」を口にするのはけっこう怖いことなんです。

今まで保ってきた良好な(あるいはかろうじてつながっていた)関係性が、これを口にすることで
変わってしまうのではないだろうか。
壊れてしまうのではないだろうか。
これまでだってこれで十分やってきたじゃないか。
ことさら問題視しなくたっていいじゃないか。


関係性を変えようとするとき、こんな囁きが聞こえませんか? そして、同時に「変わらなきゃ!」という意識もあるのです。


組織は自らの姿が明らかになると、自ら変化への勇気を持つようになります。
E社では、その瞬間が上記の言葉だったと思います。
今回のシステムコーチングで浮き彫りになった現在の自分たちの姿から、未来の姿へと変容を始めた瞬間です。


今回の宿題は二つ。
①もっともっと具体的に未来のビジョンを描くこと。
②Kさんの働き方について話し合うこと。


これを話し合うプロセスがこのチームにとってとても豊かな経験となることに間違いありません。
次回は最終回。少し時間をとって1ヶ月後となりました。


<新天地への移動の始まり。最初の一頭が勇気を出して飛び越えるとこんなことが起こる>


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